プロアマリーグ第3節
こんばんわ。阿部柊太朗です。
今日は最高位戦プロアマリーグ第3節でした。
52名の方に参加していただき、大盛況でした。
何よりも嬉しかったのは「ブログ読んでますよー」と言ってもらえた事ですね。
読んでいただける人が少しでもいるのなら、またネタを練って新しい文章を書くぞという気になるものです。
第3節は11121で結果から言うと節優勝でした。
決勝卓では人に囲まれて打った麻雀は初めてだったのでいい経験になりました。
以下は決勝卓の話です。
参加して頂いた方に向けて、考えていたことを言い訳する的な感覚で書きます。
半荘4本を打って上位4人で決勝戦というシステム。
あくまでリーグ戦の延長なので、単純な着順も大事なのですが…
節優勝は様々な特典があり、今回に限って言えば節優勝しか狙っていませんでした。
すなわち、倒すべきモンスターは小西隆之さんという事ですね。
小西さんとの差は21.6pt。最高位戦は順位ウマが1着順で20ptなので、小西さんより上の着順で終わればよろしという事ですね。
東二局 南家
マンズをカン7mで副露してこの形で聴牌。
6mは副露も込みで自分の目から2枚見え。
関連牌は1mが2枚切れでその他は特に無し。
ここに引いてきたのが7m。
1mを切るとカン6mでタンヤオがついて12000点。ツモ切ると待ちは増えませんが、マンズの下で変化が見込める形。
6mが既に自分の目から2枚見えていたので変化が多い方が良いかなと思いそのまま続行しました。
ところでマンズの下を引いた時にどのような変化があるのでしょうか?
◇ツモ1m
→打4mで126m待ちに
◇ツモ2m
→打1mで2456m待ちに
◇ツモ4m
→打1mで246m待ち/打2mで456m待ち/打5mで124m待ち
◇ツモ5m
→打1mで256m待ち/打2mで456待ち
正直な話をすると、変化があるとか何とか言いながら、4mポンくらいしか想定出来てなかったです。
時間打ち切りのある中でゆっくり考えるわけにもいかず、日頃の清一色怠惰を呪いましたね。
で、ここに対面の市枝さんからリーチ。6mは市枝さんの現物です。
そこに上家の小西さんから4mが切られます。先程までは唯一鳴こうと思ってたんですが、長考してスルーしてしまいました。
深い理由があったわけではありません。6mくらいポロっと出るんじゃね?みたいなみたいな。
それでいうと4mポンした後の124m待ちもポロっと出そうなので、圧倒的にポン優位でした。
後ろで見て頂いてた天鳳位兼B1リーガー様「審議やね。」
間違いない。
結局、市枝さんが1300/2600をツモ。
東三局 親番 ドラ:5m
配牌が
これが8巡目に
単純見え枚数だけで牌を残し続けていたらあっさり聴牌しました。
いいですかみなさん「七対子は見え枚数」です。
ドラの5mを一発でツモり6000オール。
小西さんとは2万点近く離れたのでかなり楽になりました。
南二局(時間打ち切り最終局) 南家
小西さんに親番を回さなければ捲られる事はないと思っていたので、中原さんと市枝さんには1局でも長く親番をやって頂きたかったのですが、時間打ち切り最終局で小西さんの親番を迎えてしまいました。
点差は10100点。
小西さんの条件は
①2600オールツモ
②12000を脇から出上がり
③5800を僕から直撃
一方僕は
①小西さん以外があがる
②流局
で優勝です。
ドラ:6m
7巡目に聴牌。
⑴リーチ棒を出す事で小西さんの条件が軽くなること
⑵市枝さんと中原さんに降りて欲しくないこと
⑶ドラポンは一気に条件を満たす聴牌が入り得ること
から8mを切ってカン7mダマを選択しました。
8巡目に親の小西さんがドラの6mを切ります。この時点で条件はかなり満たした手牌になっていると思われます。
9巡目に市枝さんからリーチが入ります。リーチ棒が出た事で小西さんの条件が緩和されましたが、もはやドラを切っているので条件に関してはあまり気にしていません。
それよりも市枝さんと二人で早くあがりたいのでウェルカムです。
僕は市枝さんに対しては満貫までは放銃出来るので、基本的にはダマでゼンツする予定でした。
そこに12巡目に「おう、待たせたな!」と言わんばかりに小西さんからリーチが入ります。
僕のツモは西。この牌自体は通るので切るのですが、
Q1 市枝さんに差し込める牌は? Aない
Q2 ダマでスライドする牌は? Aない
Q3 僕がリーチ棒を出す事で条件が緩和される事は? Aない
という事でここでツモ切りリーチしました。
小西さんのリーチは条件が満たされているという最前提で、小西さんのツモは残り5回、僕も5回、市枝さんが4回なので…
リーチしなかった場合
小西さん優勝抽選9回:阿部優勝抽選14回
リーチをした場合
小西さん優勝抽選14回:阿部優勝抽選28回
3人でめくりあいをして僕が市枝さんのどちらかが先にあがれることに期待する方がマシかなと思いました。後はレアケースですが小西さんがフリテンでツモ専みたいになってる事もあるので。
しかし、流局しても優勝ですし、抽選回数以前に待ちがカン7mなのでこのリーチは微妙だったなと今では思います。何より小西さんのツモ番がなくなった海底で放銃するのがアホらし過ぎるので…。
結果は7mを一発ツモ。御無礼。ひょっこりはん。
立直をしてもしなくても結果は変わりませんでしたが、慣れない条件戦の微妙な選択だったなと。
と、いうことで11121の成績で節優勝でした。
ラッキーボーイ。
今日の格言
「七対子は見え枚数!」
<了>