麻雀打ちなのに最高位戦Classicを見てないんですか?
※当記事は8/26(日)に更新されたものです。
こんばんわ。阿部柊太朗です。
先日、飯田正人杯 第13期最高位戦Classic決勝戦の1日目が行われました。
なんだそれは?俺は英語なんて読めねーよ。
クラシックと呼んで古典的という意味だ。たまにつづりが不安になる。
飯田正人杯 最高位戦Classicって何?
旧最高位戦ルールによるタイトル戦。
どのくらい旧かというと、大学生の僕が生まれる前くらい。
一発無し、裏ドラ無し、ノーテン罰符無しといった、まさにリアル吉幾三ルール。
昨年度の優勝者は日本プロ麻雀協会所属の堀慎吾プロ。
冠の「飯田正人杯」というのは、2012年に逝去された飯田正人永世最高位の功績を讃え付けられたもの。
Classicルールの特殊性
赤も一発も裏ドラもないとか僧侶かよ。
それは分かりみが深い。
Classicルールを標榜するときは一発と裏ドラがない事が強調されがちである。
しかしClassicルールにおける肝は『ノーテン罰符なし』という点だと僕は考えている。
聴牌料が無くなると、どのような変化が起こるのか?
ケース①
終局時に聴牌していたとしても...
全員手牌を伏せるという奇妙な光景が広がる。
当然、点棒のやり取りなどない。
聴牌していたのか?どんな手だったのか?
相手の手の内が分からずモヤモヤを抱えたまま次局に進む。
ここで賢者ならば気付いたのではないだろうか。
最後に手牌開けないならノーテンでリーチ打ってもバレなくね?
ご名答。
ケース②
このルールはノーテンでもリーチを打つことが出来る。
おっちょこちょいさんにはもってこいのルール。
それはさておき、戦術的にノーテンリーチを打つべき場面があるかどうかは分からない。
残念ながら、僕は見たことがないし、あれば是非教えて頂きたい。
ケース③
アルティメットダマ
普段であれば、理想現実ワンクリック光の速度で曲げるこんな聴牌もダマにすることがある。
リーチをかけて流局してしまうと1000点の失点になるからだ。
・待ちが山に残っているのか
・1000点の供託に対して見合う打点のリターンを受けることが出来るのか
これらを的確に判断しないといけないのでリーチ判断が難しい。
村上淳と書かれたこの手牌。
「あれ?村上さん聴牌してないのかな?」と形を見間違う人もいるのではないだろうか。
リーチ超人のアルティメットダマを見ることが出来るのはここだけ(誇張)
現代麻雀との相違
現代の主要なルールはリーチに依存する部分が大きい。
どんな聴牌でもリーチをかけておけば、局収支で大幅に損をすることは無いと考えられているからだ。
この考え方は現行のルールに対応できていると言える反面、リーチ判断に対してラフであるとも言える。
このルールで打つことで、普段は考えの及ばないリーチに対する繊細な感覚と思考を体験できる。
打てば雀力UPに繋がること間違いなし。
関西Classicプロアマリーグ
そんなルールで打てるところなんてあんのかよ?
良い質問ですね。こちらをご覧ください。
なんと9月からClassicルールで打てるプロアマリーグが大阪で開催される。
第一節の現時点での参加者は以上の通り。
最高位戦Aリーガーの太田です。
第11期Classic優勝の飯沼です。
昨年度関西Classicプロアマ優勝の関谷です。
などの強者をはじめとした各選手の参戦が決定。
その割には参加者がすくねーな。
鋭い視点ですね。
今回は参加者が少ないので、雀サクッTVでの配信が予定されている決勝に残りやすいかも。
しかも、今大会の決勝特典はこれだけではない。
本来はプロしか参加することが出来ない来年度の最高位戦Classicに参戦する権利が貰えちゃうのだ。
応募フォームはこちら
応募はたった1分で出来るし、当日参加も可能なのでどしどしと。
僕も出ます。ノーテンリーチかけにきてちょ。
犯人はお前だったのか...
第13期最高位戦Classic決勝
明日の11時から今年度のClassic決勝の最終日(2日目)が行われる。
決勝戦の面子はこちら
村上淳選手。言わずと知れた最高位戦のエース。5期&9期Classic。
新津潔選手。我らが最高位戦の代表。シュンツマスター。
協会の愛内よしえプロ。9期Classic決勝では村上選手に競り負け準優勝。
長谷川来輝選手。僕と同期でプロ2年目の新星。正直少し悔しい。
現時点でのポイントは以下の通り。
現在首位を走るのは、なんと長谷川選手。
過去、初日を首位で折り返した選手は優勝するというデータも。
この面子を抑えて初の栄冠を飾ることは出来るのか?
残り5半荘で全てが決まる!
これは見逃せない!