【キンマweb】女たちの “2100秒の攻防”
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— キンマweb (@kinmaweb) October 23, 2018
西の天才 新島雄一郎
「通る理由を探して、通さないと行けないんだ。」
新島雄一郎(35)
「昔からあいつは強いと思ってんだよ」
誰かが結果を残した時、ここぞとばかりに古参アピールをするのはどの業界でもあることだ。
もしあなたが古参アピールと思われたくないのであれば、今のうちから彼の名前を覚えておくことをお勧めする。
最高位戦関西C3リーグ所属。
僕が思うに、彼ほど麻雀を"知的対人ゲーム"として捉えている人はいない。
目の前の手牌だけで打つなら赤子にも出来る。
4人の思惑が交錯するからこそ、麻雀は思考の要素に溢れている。
「通っていないから降りるんじゃないんだよ。通る理由がないから降りるんだよ」
今日はそんな彼の物語....
2018年10月8日、世間は3連休最終日。
麻雀なぞしていなければ、今頃何をしていただろう?
家族を連れて旅行にでも出かけていただろうか?
明日の仕事へ向けて家でゆっくりTVでも見ていただろうか?
そんなことを考えながら対局会場へと足を運ぶ。
今日はリーグ戦第4節、終盤だ。
昇級よりは降級が近い。
しかしやることは変わらない。
「自分にとって最高に得な選択を追求し続ける」
これだけだ。
一回戦
今日の相手はこうだ。
C3リーグは合同リーグであるため、D1/D2の選手と混合で戦う。
下家の野村とは同じリーグ、何かあれば彼には不利な選択をしたい。
東1局
北家 ドラ:
開始早々、3巡目で聴牌
一呼吸置いて会場の静寂を打ち破る
「リーチ」
発声とはこうあるべきである。
そんな明瞭で快活な発声だった。
数巡後、聴牌で追いついた水島からを討ち取り2600の上がり。
東3局3本場
南家 ドラ: 供託2本
4巡目、新島の切ったに北家の入川からポンの声がかかる。
が、染まっている様子はない。
おおよそ供託でも拾いに来たのだろう。
次巡、打東、入川からポンの声がかかる。
打点は不明だが、手を崩すほどでもない。
8巡目に聴牌。
現状リーチのみだが、一手変わりでドラか三色同順。
新島は少考の後、リーチに踏み切る。
マンズの上の場況がほんのり良い上に、上がれば2900点のおまけがついてくる。
この選択がピシャリとハマり、入川からを討ち取る。
1300は2200+供託2本の収入。
東4局
東家 ドラ:
上がって迎えた親番でも8巡目に一向聴。
言わずもがな、ドラのを切れば最も広い一向聴に受けられる。
しかし、競技の定番は打。
タンヤオが確定する上に、ツモで更にグレードの高い一向聴になる。
ここで新島は少考。
恐らく考えてることは筆者と同じであろう。
の場況があまりにも良すぎるのだ。
場に1枚見えているとはいえ残りの3枚はまるっと山に残っていそう。
ドラを切るのではないか、と思ったが選択は打。
次巡、を引き入れると、打ダマ。
ドラが鳴かれないことを確認して、次巡カンで立直に踏み込んだ。
正直、らしくないと思った。
一向聴でを切って
で即リーチをするのが新島だと思っていた。
数巡後、野村から追っかけ立直を受ける。
その野村の一発目のツモは。
誰が見ても分かる、上がり逃しだ。
それ見た事か。僕なら上がってるね。
そう思った次巡、堂々とをツモって2000オールにしてみせた。
この局を新島はこう語る。
「の場況は良かった。分かる。でもも同じくらい俺はいいと思ってたんだよ。」
こう結果を出されてはぐうの音も出ない。
2000と2000オール、この4000点差に筆者と新島の格の差を感じた。
南4局
東家 ドラ:
前局に、インスタントな2000/4000をあがりオーラスの親番を迎えた新島。
新島 46500
野村 33800
入川 34200
水島 5500
誰に満貫をツモられてもまくられないセーフティゾーン。
新島としては
①さらに加点し、大きいトップを目指す
②2着争いをしている野村の着順を上げさせないこと(入川を2着にすること)
がこの局の目標だろう。
同一リーグである野村との着順差は倍の価値がある。
配牌が悪い事を確認すると、から切り出し配牌降りの姿勢。
しかし、そのに反応したのが下家の野村。
でチーして上がりに向かう。
新島にすべきことは明白である。
「お前にだけは死んでも牌は降ろさん」
すると数巡後、対面の入川がをポンして同じく上がりに向かう。
新島にすべきことは明白である。
「あなたの上がりをサポートいたします」
タンヤオ気味の仕掛けをしている野村のは鳴かれず、役牌バックorトイトイ気味の仕掛けをしている入川に対して鳴かれそうな牌を河に並べる。
そうして、新島の思惑通り入川が2600を上がりこの半荘を自身はトップ、野村3着で終える。
+46.5
二回戦
東2局 1本場
東家 ドラ:
東1局と東2局0本場で12000と9600を軽く上がった新島。
好調に気が緩んだか、微妙な選択を見せる。
4巡目
打を選択。
が場に1枚見えており、を引いた
の一向聴があまり嬉しくない。
ツモの2種類の両面変化を残す打がベターな選択ではないか。
新島は「との安全度も比較した」と語ったが、親で4巡目のこの形なら、自分の和了にMAXに受けて欲しかった。
新島は筆者とは異なり、一向聴で完全余剰牌を持つことを嫌う傾向にある。
無論、それがいい方向に傾くこともあるが今回は違った。
次巡、ツモ。
あまりに結果論だが、筆者は
の一向聴となっているだけに痒さを感じた。
次巡、を引き入れリーチに踏み込むが、その痒さをつくように野村が追っかけ立直。
という教科書に書いてあるリーチにを掴み、これが御用。
野村に8000の放銃となった。
「結果、もあがれてないでしょ?形式上の上がり逃しをしていないなら別にいい。俺は打が間違いだと思ってないし」
形式上の上がり逃しというワードだけは、新島の麻雀で唯一理解できていない部分である。
東4局
3巡目の聴牌。
ソウズは場に1枚も切られていないので場況などない。
量産型デジタルとしては音速で「リーチ」をかけているところであろう。
しかし、新島は考えた。
野村の河が
と、ソウズこそ切られていないものの派手な切り出し。
そこに目を付けたかを切って「リーチ」
6巡目、しっかりとをツモ。最速で1000/2000を上がった。
「野村がを複数枚持っているかもしれないからね」
なるほど、という僕の思考を遮って新島は続けた
「それと俺は赤アリで勝ち越してる。ということは赤アリと同じくに受ける方がいいよね」
なるほど、真面目に彼の話を聞こうなどと考えた僕が悪かった。
南1局
南家 ドラ:北
今局は新島の進行を他家視点でご覧いただきたい。
点棒状況と新島以外の河は無視するものとする。
4巡目、新島はを手出し。
次巡、役牌をポンして打。
北の手出しと安全牌のツモ切りを挟んで打。
さて、この手出しから分かる情報はなんだろうか?
答えはまた後日書くので、考えて欲しい。
南2局
東家 ドラ:
ラス目の入川から、
といった河で14巡目にリーチがかかる。
河の情報は要約したものだ。
入川は
手出し、対面のドラ切りに合わせて手出しの次巡、ツモった自風のを暗槓。
嶺上牌から持ってきた完全安牌の西をツモ切り、次巡。
新島はこのをチーして
の形式聴牌を入れる。
次巡、新島のツモは。
何やら切りたそうにしているが、新島は45000点持ちのトップ目。
のダブルワンチャンスではあるが、これを通しても残りツモ番は2回。
さすがにオリるだろうと思ったが、少考の後、新島はこのを通して見せた。
何故通せたか。考えてみた。
Case①に放銃する場合。
からドラをポン聴にとっていないことになる。
空切りのケースも考えられるが、そもそもドラポンに対応できない形で持っている事は想定しにくい。
への放銃はほとんどないといえるだろう。
Case②への放銃
を引けばドラが使える形で、を切ってまで残したは確実に関連牌。
が愚形のフォローである場合は十分に考えられる。
なるほど。これならを切るかもしれない。
しかし入川はその前巡、を手出ししているのでこの形はあり得ない。
ではたった今、を引いたパターンはどうか?
それも考えにくい。
という強くっつき牌を切ってまで、完全孤立のを置いていたことになる。
やはりマンズの上にはブロックがあると考えるのが普通であろう。
つまりが受けにならない&が愚形のフォローになっているマンズの上のブロックがないと、ラス目がを先に切っているに放銃する形は考えにくい。
あのは使えない形から切っていることがかなり濃厚であり、形的にほとんど当たらないと考えた上で、新島はを切ったのだ。
しかしあくまで新島が通りやすい牌と考えただけであり、どんな理由をつけたところで通っていないことに変わりはない。
「通る理由を探して、通さないと行けないんだ。」
新島は強くこう語る。
次巡、持ってきた新ドラので再び長考に入るも、今度は降りた。
「通っていないから降りたんじゃないんだよ。通る理由がないから降りるんだよ」
そう言って悔しさをにじませ止めたが入り目だということは、後ろで見ていた僕しか知らない。
1着 +38.9
3回戦/4回戦
1着 +40.5
3着 ▲11.9
終わってみれば+114の大勝。
新島は勝つと決まって
「誰が強いか分かったな?」
と偉そうに言う。
「やっぱ俺は天才だったなぁ~」
戦いを終えた彼の目はまるで赤子のようだった。
<了>
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Mリーグ観戦記 #1
Mリーグ開幕
2018年10月1日、大和証券Mリーグ2018が開幕しました。
ついにこの日が....なんて
こんな導入は高確率で読み飛ばされる運命にあるので、本題に入ります。
ルール、リーグ概要はMリーグ公式HPをご覧ください。
なお大変失礼ではありますが、以後敬称略で失礼します。
追記:牌譜データにおいて萩原選手のチームがEX風林火山と表記されていますが、正しくはTEAM雷電です。大変申し訳ありません。
対局チーム紹介
#1-1回戦
東1局
開始前のインタビュー、赤坂ドリブンズの園田賢はこう語った。
「僕はMリーガー21人の中で最も知名度が低い。だからこそ勝たなければ終わり。」
参加選手の中でも人一倍勝利への執念を燃やす園田。
その園田の手牌。
門前では速度不足と踏んで、1mをポンして中バックで仕掛ける。
一手変わりでトイトイまで見え、仕掛けが有効であるように思う。
東4局
引き続き手牌は園田。
萩原の切った5pをポンして再び白バック&トイトイへ。
その鳴きで絶好の1pを引き入れ、満貫の一向聴に。
親の萩原の立直と小林の仕掛けを制して満貫の和了。
和了へ向かう貪欲な姿勢が功を奏し、東場をトップで終える。
南1局
順調に見えた園田の歩みだが、ここまでおとなしかったあの男、いやあのロボによって阻まれる。
小林は親番でドラドラ3門張をリーチ。
この絶好の3面張があがれないなんて確率が許しません。
とでも言いたげか。
息をするように1mをツモ。
そして裏がボロンと6000オール。
南1局4本場
そうして気付いた時、小林は遥か上にいた。
親番を5本場まで積み、点棒は7万点を超えた。
このまま終わらないのではないか?
そんな空気さえ立ち込めた。
南1局5本場
しかし、そんな小林のエンペラータイムは魚谷の果敢な攻めにより崩れた。
親の小林のリーチを受けた魚谷は一向聴から中筋の5pではなく2mをまっすぐ勝負。
この手で白暗刻は逃したくない。
追いついてリーチ!
一発!
日頃から流れの存在を否定する小林だが、皮肉にも自らの放銃で流れなどないことを示す形となった。
南3局
小林剛も人間である。
僕は、かねてよりそう感じていた。
トップ目につきと、初打で処理したドラの白を引き戻して親の園田へ18000の放銃。
僕は見逃さなかった。
小林の表情に驚嘆の色が浮かんだのを。
無理もない、6巡目にふと切ったドラで18000の点棒を失ったのだ。
やはり小林も人間だったのだ、と再確認できた瞬間であった。
逆にこの半荘、ロボ小林よりもロボであると感じた選手がいる。
魚谷だ。
南1局1本場、小林大連荘の最中の出来事。
魚谷は安全牌に窮し、宣言牌赤5mの筋を追って切った2mで9600の放銃。
思わず顔を覆いたくなるような放銃だが...
魚谷は表情一つ変えることなく次局へと目を向けている。
魚谷からは自分の選択に対する自信が強くうかがえる。
切る牌は2mしかなく、同じ局面が何度来ようと同じ結果になる。
自分の選択に自信があるからこそ、後悔しないのだ。
この半荘、魚谷は終始苦しい手牌が続き、結果的にラスを引いてしまった。
しかし、その姿勢と打牌には模範的な麻雀プロの一端を見た気がした。
南4局
小林からの18000直撃により、トップ目となった園田。
オーラスをきっちり1300点で締めくくりトップ。
もう知名度が低いなんて言わせない
園田の名前はMリーグ初トップ者として麻雀界の歴史に残る事であろう。
#1-1 牌譜集
東1局 (魚谷→園田 2600)
東2局 (萩原 3000/6000)
東3局 (萩原→魚谷 5200)
東4局 (園田 2000/4000)
南1局0本場 (小林 6000オール)
南1局1本場 (魚谷→小林 9600)
南1局2本場 (小林 2000オール)
南1局3本場 (魚谷→小林 5800)
南1局4本場 (小林 4000オール)
南1局5本場 (小林→魚谷 8000)
南2局1本場 (小林→魚谷 1500)
南2局2本場 (園田 1300/2600)
南3局0本場 (小林→園田 18000)
南3局1本場 (萩原 1300/2600)
南4局 (小林→園田 1300)
企業案件募集
Mリーグの観戦記ライターとして契約していただけるメディア様、企業様を募集しております。
ご興味のある方は私のTwitterのDMまでよろしくお願いします。
記事規約
当ブログは、一般社団法人Mリーグ/各協賛企業様とは無関係の非公式なものです。
当観戦記は執筆、公開によって利益を得るものではなく、Mリーグ延いては麻雀界の活性化に寄与することを目的としたものです。
牌譜データ及び、引用データ内に株式会社AbemaTV/一般社団法人Mリーグの許諾する範囲内を超えていると判断された場合は、直ちに該当記事、データを削除いたします。
個室は最デジ! 天鳳リーグ第3節観戦記
デジタルvsオカルト....
麻雀界における長きにわたる宗教戦争。
今宵、このステージに集いしはデジタルの最先端を行く4人の麻雀プロであった...。
こんばんわ。阿部柊太朗です。
麻雀ってお金がかかるんですよね。いや、賭博とかではなく。
場代、参加費、交通費。
トータルすると無視できない出費になります。
そのせいで貧乏学生である僕の家からは、月末になるとゲーム機や漫画が消えていきます。
今月は3DSが消えました。
どこへ消えたかは皆さんで考えてください。
さて、時は2018年。
テクノロジーの進歩に麻雀界も大きな恩恵を受け、今やインターネットという仮想空間を通じて、麻雀が打てる時代がやってきました。
場代0、参加費0、交通費0。
最高にデジタルじゃないですか?
天鳳の個室というサービスは近年まれにみるほどの最デジです。
勉強会を開催する上で、セット雀荘に赴く利点はほとんどなくなったと言っても過言ではないでしょう。
そんな最デジなステージに目を付けたのが今回の試み「天鳳リーグ(仮)」
名前がナンセンスなのは(仮)に免じて許してください。
出場者は以下の通り。
恐らく皆さんの中に2つの疑問が浮かび上がったことでしょう。
もう始まってんの?
はい。もう始まっています。今記事は第3節の観戦記です。
阿部君は出てないの?
はい、阿部君は出ていません。各団体から強い人だけを集めたいという主催者の意図により構想外となりました。訴訟案件ですね。
ムカつくのでササっとルール説明します。
ールールー
最高位戦ルール(30000点持ち 10-30)
上位3名が昇級、下位3名が降級想定。
本日は第3節の2卓
牧野伸彦(最高位戦)
久間史郎(協会)
嶋崎究(RMU)
山崎淑弥(最高位戦)
をお届けしたいと思います。
1回戦
牧野視点でお送りします。
東1局
開局、勝負手の牧野。
くっつきの一向聴で234か345かの選択。
①ツモ聴牌時に出やすい牌が高めになる事
②ツモ聴牌時の7700をダマれること
③裏目のツモ時はmでリーチを掛けられること
から234に決める打。
狙い通り高め三色のリーチを打つも...
3人聴牌で流局
東1局1本場
Turning Point
牧野、上家から出たをスルー。
2枚切れのカンだが、供託も合わせて5800は8100の上がりとなるだけに、鳴き寄りになりそう。
しかし、ここは打点厨牧野。
「はまだ山におるんや!」という意思が感じられる。
絶好も絶好のツモで聴牌。
全員からこぼれそうなだけに、ここはダマを選択。
「安めかよ...」と久間から5800は8100の和了。
東2局1本場
その後も着実に点棒を積み重ね....
南1局
南場の親番の12000で勝負あり。
南2局1本場
その後はお手本のように局消化に徹し、トップで終了。
牧野 +46.3
山崎 +10.8
中嶋 ▲17.7
久間 ▲39.4
2回戦
山崎視点でお送りします。
東2局
開局に先制を決めた山崎。
今局は11巡目に鳴き発進。
面前で進めても価値が低く、終局時聴牌率も低そうなこの牌姿。
注目すべきは「全員に対して2枚以上の安全牌を持っているということ」
リスク管理の取れた素晴らしい仕掛け。
狙い通り14巡目に聴牌を組めたが、横移動で決着。
南1局
Turning Point
山崎は手数の多いタイプかと思いきや、このはポンテンに取らない。
次巡、を引いての対子落とし。
を引いて十分形になったところで、対面の嶋崎が4枚目のをチー。
役牌はドラのしか残っていない。
そのを引かされたが、山崎は先にから切り出していく。
引っ張るほど自分が放銃する危険が増す上に、仮に鳴かれてもこの手なら十分に対応出来る。
を鳴かれたならば当然、上家からのはチーテンに取り...
チー出しのを見てトップ目の牧野がを差し込み。
山崎の手組と押し引き、牧野の読みが光る局となった。
南2局
この差し込みにより流れを掴んだ山崎は、一通確定のをツモリ満貫。
南4局
さらにオーラスの親番で点棒を積み重ねトップ。
山崎の巧妙な副露と面前の使い分けがハマった。
山崎 +55.5
久間 +8.8
牧野 ▲13.3
嶋崎 ▲51.0
3回戦
久間視点でお送りします。
東2局
対親リーチ。をポンしてワンチャンスのを切って聴牌に取るが...
最終手番、本命のはきっちり止めて撤退。
東2局1本場
久間はこの形からではなくを切ってリーチ。
実際には山に2枚残っていた。
は1枚しかないけど。は3枚もいたけど。
親に追いかけられたけどラス牌をつもりました。
東4局
トップ目の親番でタブ東を仕掛けたが、対面の嶋崎から立直を受ける。
現状、現物はしかない。
さてどうしようか?
久間の選択はのワンチャンスで、打。
次に聴牌したらを勝負。
もし聴牌しなければ...
を連打して撤退という選択ができる。
南3局
ペンの3900の聴牌を入れていたところに、山崎からリーチが入る。
対面の仕掛けも気になるところだが
①残り巡目に対して安全牌が足りていない事
②和了するとトップ率が著しく上がる事
③リーチに対して無筋が多い事
を総合的に判断して
をプッシュ
そのまま押し切り海底で山崎のを捕まえた。
この和了が決定打となりトップを取ったのは久間。
久間 +48.5
嶋崎 +8.3
山崎 ▲13.3
牧野 ▲43.5
4回戦
山崎視点でお送りします。
東1局
凡庸な配牌。
しかし今夜の山崎は一味違った。
この配牌が....
どうしてこうなった。
久間の立直に対してドラを叩き切ってめくりあいを挑む。
しかし、この時点では周りも大三元とまでは思っていないだろう。
刹那、他家に電撃走る。
そうドラが3枚見えたうえにをカンされたのだ。
これはもうあれしかない...。
キュウマ、コロス。
先ほどのペンでの放銃を恨んでいるらしい、そんな山崎の心の声が聞こえたが...
結果は流局。
東1局1本場
仕掛け屋らしく、カンチーから発進。
あっさりと久間からロン。
ヤッタ、キュウマ、タオシタ
そんな心の声が(以下
南2局
トイトイの聴牌からふと切ったに久間からロンの声。
なんだ?なんだ?
ロンです山崎君。満貫です山崎君。
ウォォォォォォ!キューーーマーーーーー!!
こうして山崎のボルテージが最高潮に高まった時....事件は起きた。
南3局1本場
山崎!怒りの8000オール!
以上、最終4回戦の模様をお送りしました。
山崎 +53.4
久間 +22.4
牧野 ▲26.0
嶋崎 ▲49.8
本日の総合成績は以下の通りです。
それではまたどこかでお会いしましょう。さようなら~。
あれ?俺の出番は??